みなさんは、こんな肌の変化を感じていませんか?
- 鏡を見るたびにフェイスラインが下がってきた気がする
- 昔は気にならなかった目元や口元のシワが増えてきた
- ファンデーションがうまくのらない、肌がたるんできた感じがする
こうした肌の変化の多くは、「加齢によるものだから仕方ない」と片づけられがちです。
でも実は、“ある成分の不足”が大きく関係していることをご存じでしょうか?
それが、「エラスチン」です。
本記事では、40代には体内からほぼ無くなってしまう、肌のハリ・弾力を左右する成分「エラスチン」の重要性について、わかりやすく解説します。
エラスチンとは? 〜肌の“弾力”を生み出す要〜

私たちの肌の奥には、「真皮層(しんぴそう)」という層が存在します。
この真皮層は、肌の弾力や厚みを支えている部分で、
- コラーゲン(約70%)
- エラスチン(約2~5%)
- ヒアルロン酸
などの成分が、網目のように絡み合って肌の構造を形成しています。
このうち、コラーゲンは“肌の土台”となる成分で、 肌に弾力を与え、しっかりとした構造を支える役割があります。
一方で、エラスチンは、コラーゲンをしなやかに束ね、 “ゴムのような伸縮性”をもたらすことで、肌に柔軟性や弾力を与えてくれる存在です。
言い換えれば、コラーゲンは柱、エラスチンはそれをつなぐゴムバンドのようなもの。
この2つがそろってこそ、ピンとハリのある肌が維持されるのです。
コラーゲンだけを摂っても、エラスチンが不足していれば、肌は押してもすぐに戻るような弾力を保てず、たるみやシワの原因となってしまうのです。
エラスチンは40代から急激に減少する

実は、エラスチン量のピークはおよそ26歳と言われており、20代後半から徐々に減少しはじめ、 40代になる頃には体内にほとんどなくなってしまいます。
その影響は肌に顕著に現れてきます。
コラーゲンは比較的多くの食品に含まれており、意識的に摂ることが可能ですが、 エラスチンは食品からの摂取が非常に難しく、コラーゲンに比べて「再生されにくい」性質があるため、一度減少すると体内で自然に戻すことは難しいのです。
紫外線・糖化・ストレス…エラスチンが壊れる生活習慣とは?
エラスチンが減ってしまう原因は「加齢」だけではありません。
以下のような生活習慣も、エラスチンを壊してしまう要因となります。
① 紫外線対策を徹底する
UVA波は真皮層に届いてエラスチンを壊します。外出時は必ずUVケアを。
② 糖質を控える
過剰な糖は“糖化”を引き起こし、エラスチンを硬くしてしまいます。
③ 良質な睡眠をとる
成長ホルモンの分泌が高まり、肌の再生が促進されます。
④ タンパク質とビタミンCを意識的に摂る
エラスチンの材料となる栄養素は、日々の食事からしっかりと。
⑤ ストレスを溜めすぎない
ストレスは血流を悪化させ、肌の修復に悪影響を及ぼします。
⑥喫煙・アルコールの過剰摂取
血流が悪化し、肌の栄養が届きにくくなり、再生力も低下。
特に、紫外線によるエラスチンのダメージは深刻で、 これが「光老化」として肌に表れ、シワやたるみの原因となります。
こうした習慣を見直すことも、エラスチンケアには非常に大切です。
つまり、エラスチンは年齢だけでなく、生活習慣によっても減少しやすいという性質を持っています。
なぜエラスチンは再生しにくいのか?
エラスチンは、胎児期から乳児期にかけて多く生成され、 成人後はほとんど再生されないと言われています。
これは、エラスチンを構成する「トロポエラスチン」というたんぱく質の 合成が非常に限定的で、細胞の老化にともないその働きが著しく低下するからです。
さらに、紫外線や糖化によって“変性”したエラスチンは、 元に戻すことができないため、「壊れたら終わり」という厄介な特徴があります。
だからこそ、“減らさない”工夫と“補う”習慣の両方が必要になるのです。
エラスチン不足が招く“見た目の変化”とは?

エラスチンが不足してくると、以下のような肌トラブルが出やすくなります。
- ほうれい線が深くなる
- 目元・口元のシワが増える
- フェイスラインがぼやけてくる
- 肌が“もたついた”印象になる
- 毛穴が目立ちやすくなる
こうした変化は、コラーゲンだけではケアしきれない領域であり、 「スキンケアを頑張っても変化がない」「高級コスメを使ってもたるみが改善しない」 という悩みの背景には、エラスチンの不足が起きている可能性があります。
実際に、美容皮膚科やエイジングケア専門の医師の間でも、 「40代以降のたるみ対策にはエラスチン補給が重要」という声が増えており、 今、見直されている成分の一つです。
コラーゲン+エラスチンの“Wケア”が新常識

コラーゲン配合のスキンケアやサプリは多くの女性にとって“常識”かもしれません。
しかし実際には、コラーゲンだけを補っても肌の弾力は戻りにくいのです。
なぜなら、コラーゲン繊維はエラスチンという“しなやかな支え”があることで初めて活かされる構造だから。
最近では、 「コラーゲン+エラスチンを同時に補う」 というWケアが、美容業界でも注目されています。
この2つはセットで働いて初めて効果を発揮するため、 両方を意識して補給することが、見た目年齢を若々しく保つカギとなるのです。
エラスチンを補う3つの方法

では、実際にどうやってエラスチンを補えば良いのでしょうか? 主な3つの方法をご紹介します。
1. エラスチンを含む食材を意識する
残念ながら、エラスチンは食事から摂取してもそのまま体内で再構築されにくい成分です。
エラスチンを多く含む食材としては、
- 鶏の皮
- 魚の皮
- 牛すじ
- 手羽先
などがありますが、分子が大きく吸収効率が悪いため、しっかり補うには量的にも限界があります。
食事からではまったく意味がないというわけではありません、少しでも補うような意識はもっておきましょう。
だからこそ、高吸収タイプのエラスチンサプリや、必要成分を効率よく配合した製品を活用することが重要になってくるのです。
2. 紫外線・糖化対策をする
壊さない工夫として、日焼け止めや抗糖化作用のある食品(緑茶、ベリー類など)を 取り入れるのも効果的です。
3. 高吸収型のサプリメントを活用する
当院でも多くの患者さまにご紹介しているのが、
いま注目されている【Dr.エラスチンゴールド】です。
特徴は:
- 高吸収型エラスチンを高濃度配合
- コラーゲンやビタミンCなど、相乗効果を生む美容成分もバランス良く配合
- エラスチン研究で有名な九州工業大学との共同開発で信頼性も◎
「まずは肌の内側から整えたい」
そんな方にはぜひ一度、試していただきたい製品です
まとめ:今こそ“肌の土台”を整えるとき
肌のハリや弾力は、年齢とともに自然に失われていくもの…
そう思い込んでいた方も多いのではないでしょうか?
でも、エラスチンという“隠れた主役”の存在を知ることで、
肌の未来を変えるヒントがきっと見つかります。
40代からのスキンケアは、
「表面を整える」から「肌の土台を強化する」へ。
見た目年齢を決めるのは、実は“内側”のケアなのです。
こんな方は今日からエラスチン習慣を
- 最近、肌がしぼんだように見える
- シワやたるみが気になってきた
- コラーゲンサプリを飲んでも効果を感じにくい
- 見た目年齢が急に老けたように感じる
そんな方こそ、ぜひ一度「エラスチン」という新しい視点を取り入れてみてください。