「花粉症」という言葉はよく耳にしますが、実際にどんな仕組みで起きているのかをきちんと説明できる人は、意外と少ないかもしれません。
毎年春になると症状が出る。
でも、病気というほどではない気もする。
だからなんとなく付き合っている…
そんな方も多いのではないでしょうか。
このページでは、花粉症を「対処法」や「治し方」から入るのではなく、
まずは「体の中で何が起きているのか」「なぜ毎年くり返すのか」といった基本的な考え方を整理していきます。
ここを入口として、免疫や自律神経、腸内環境など、もう一歩踏み込んだテーマにもつながるように構成していますので、まずは全体像をつかむつもりで読み進めてみてください。
花粉症は「花粉が悪い病気」ではありません

花粉症は、医学的にはアレルギー反応のひとつとされています。
スギやヒノキなどの花粉が体に入ったとき、それを「異物」と認識した免疫が反応し、鼻水やくしゃみ、目のかゆみといった症状が出ます。
ここで大切なのは、花粉そのものが直接体を壊しているわけではない、という点です。
症状の正体は、
花粉に対して、免疫が過剰に反応している状態と考えることができます。
なぜ毎年同じような症状が出るのか?
花粉症の特徴のひとつに、
「毎年、同じ時期に症状が出る」という点があります。
これは、これは、花粉が飛ぶ時期がある程度決まっていることに加えて、体がその刺激に反応するパターンが毎年似ていることが重なって起こります。
ただし、年によっては軽かったり重かったりと、症状の強さに差が出る人も多いのではないでしょうか。
この違いは、花粉の量だけでなく、その年の体の状態が関係していると考えられます。
花粉症の症状は、どこに出やすい?

花粉症の症状は、 花粉が直接触れやすい場所に出やすい傾向があります。
- 鼻(くしゃみ・鼻水・鼻づまり)
- 目(かゆみ・充血・涙)
- のどや皮膚の違和感
これらは、体を守るための「粘膜」が集まっている場所でもあります。
つまり花粉症は、体の防御反応が、粘膜で強く出ている状態とも言えます。
花粉症を「体の反応」として見るという視点
花粉症は、
「花粉があるから起きるもの」
「体質だから仕方がない」
と受け止められがちですが、それも一つの見方にすぎません。
少し視点を広げてみると、なぜ免疫が過剰に反応してしまうのか、なぜ年によって症状の強さに差が出るのかといった疑問も浮かんできます。
こうした疑問に目を向けることは、花粉症を症状だけで捉えるのではなく、体全体の状態を知る手がかりにもなります。
花粉症の理解を深めるために、知っておきたい視点

ここでは詳しく触れませんが、花粉症を考えるうえで、よく関連してくる視点があります。
たとえば、
- 免疫バランス
- 自律神経の働き
- 腸内環境(いわゆる腸活)
- 生活習慣や疲労の蓄積
これらは、花粉症を「部分の症状」ではなく体全体の反応として見るときに欠かせない要素です。
さらに詳しく知りたい方へ
花粉症について、もう少し踏み込んで知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
- 花粉症は「腸」と免疫の関係で考える
→ なぜ腸内環境が免疫反応に関係するのかを、やさしく解説 - 自律神経とアレルギー反応の関係
→ ストレスや生活リズムが、症状にどう影響するのか - 花粉症がつらい年と楽な年がある理由
→ 体調や回復力の視点から整理
まとめ|花粉症は、体の状態を見直すきっかけにもなる
花粉症は、花粉という刺激に対して、体の免疫が反応して起こる症状です。
ただし、その反応の出方や強さは、そのときの体の状態によって変わることがあります。
花粉症をきっかけに、
「今の体はどんな状態なのか」
「どこが無理をしているのか」
を見直してみるのも、一つの考え方です。
当院では、症状だけでなく体全体の状態を整理する視点を大切にしています。
体の捉え方や施術の考え方については、
▶ 初めての方へ
のページも、参考資料としてご覧ください。

