みなさんこんばんは。
ほっと鍼灸接骨院の鈴木です!
先日、久しぶりに仕事終わりでミスタードーナツへ行ってきました!
本屋さんで本を買って、ロイヤルミルクティーでまったりタイム(*´▽`*)
(ミルクティーはお変わり自由なので助かります!)
みなさんもたまにはゆっくり過ごす時間が作れるとリラックスできていいですよ!
さて、今回は『お灸』のお話をしていこうと思います。
何を隠そう
ほっと鍼灸接骨院院長の鈴木美保は
『せんねん灸セルフケアサポーター』の認定を受けております!
お灸は鍼灸院で受けるだけではなく、自宅でカンタンにできるセルフケアにも最適です。
あまりお灸について知らないよって方のために解説していきます!
お灸の歴史
まだお灸というものが出来ていない時代
人々は病気に対して熱した石を体に当て患部を温めていました。
大昔から人間は自然と何をすればいいのかを理解していることに驚きです!
みなさんご存知の通り
お灸の発祥の地は古代中国です!
中国4000年の歴史ってやつです(゚Д゚;)
(すみません適当に言いました…)
中国で初めて『艾(モグサ)』を使ったお灸が生まれました。
ちなみに日本に東洋医学が入ってきたのは6~7世紀の飛鳥時代になります。
江戸時代になると、庶民が治療法として身近にお灸などを行えるようになりました。
お灸の原料とは?
みなさんお灸の原料って知ってますか?
先程『艾(モグサ)』という言葉が出ましたが、
このモグサが燃えることで熱を生み出す仕組みになってます!
お灸のモグサは皆さんご存知のあの植物が原料になっています。
何だと思いますか?
- よもぎ
- すすき
- ひまわり
- たんぽぽの綿毛
シンキングターイム!!
3!
2!
1!
はい終わり!
正解は1番の『よもぎ』(*´▽`*)
ご存知の通り、草餅に使われるよもぎです。
よもぎの葉裏の綿毛を集めたものがモグサになります。
葉裏の綿毛は機会があれば是非見てみて下さい!
よもぎには薬用成分が含まれていて、炎を上げずに燃えてくれます!
しかも温度もそこまで高くならないのでお灸に最適とされて使われるようになりました。
体を巡る3つの流れ『気・血・水』
なぜお灸をすることで体に変化を出すことができるのか?
もちろん体に熱を入れることによって辛い症状を緩和させるって簡単な話なんですけど…
東洋医学と西洋医学とでは根本の考え方が少し違います。
東洋医学では体の中を3つの流れがあると言われています。
『気の流れ』…元気、陽気、活気など
『血の流れ』…血液
『水の流れ』…リンパや尿など体の水分
この3つが『経絡(けいらく)』という道を通って巡ることにより体全体(臓器)のバランスを保っています。
このように体には20本もの経絡があります。
(経絡の話はまだ別の機会に…長くなります…)
血管とかリンパ管とかの通り道とはちょっと違うお話なんです(;´∀`)
この3つの流れが正常であれば体も健康ということになります!
しかし!
体の中でどこかの働きが弱くなったりすると、たちまち『気・血・水』の流れが悪くなってしまいます…
そうなると体のバランスはあっという間に崩れてしまい、痛みや辛い症状などが現れてきます。
もちろん肌トラブルや抜け毛など見た目に関する問題も同様です。
流れが悪いと不調がでるってことは理解できたと思います。
ではこの流れを良くするためにはどうしましょう?
もちろん!
ツボにお灸をしましょう!(^^)!
ツボとは?
東洋医学と言えばツボって感じだと思います。
ツボ(経穴)は体全身に存在していて、そこのツボを刺激すると関連する不調が改善する!
みなさんのイメージはこんな感じでしょうか?
WHOが人体には361個のツボがあると認めています。
しかし、ただ手当たり次第にツボめがけてお灸をすればいいというわけではありません。
刺激を入れて効果を発揮するツボが常にあるわけではありません。
3つの流れ『気・血・水』
経絡を巡る3つの流れが滞った場所に効果的なツボ(経穴)が現れるのです。
例えば、こんな話があります。
ツボを探すときは「軽く押して痛いところがツボです」とよく表現されます。
ところが後日お話を聞くと
「最近、押しても痛い場所がなくてツボがみつけられないんです…」
なんてお話をよく耳にします。
みなさんはどう思いますか?
ただ見つからないだけだと思いますか?
実は見つけられないのではなく、ツボが無いのです(笑)
ツボは経絡の通り道にある臓器に不調が起こると現れます。
逆に『気・血・水』の流れが滞ったために、関連する臓器が不調になることもあります。
おわかりですか?
ツボは不調が出ると現れて、改善すると体からなくなるのです!
なので、ツボがみつかるようだと体は不調。
ツボがみつからなくなったら改善されたということですね♪
お灸はモグサの生命力を熱に変換して補います
ツボのことを理解できたところでお灸の話をしていきます!
お灸はツボ以外に行っても筋肉を緩めたり血流を良くする効果を得ることができます。
しかし、ツボにお灸をすることによって真の威力を発揮するのです!!
不調によって現れたツボにお灸をすると熱が体に浸透していきます。
その熱が気などの滞りをなくし、不足していればモグサの生命力で補います。
そうして様々な症状を改善していくのです!
お灸というものは、ただ熱を体に入れるだけではありません。
モグサの生命力を熱に変換し、弱った体を補う治療法なのです。
数センチの小さなツボを温めることで経絡を通じて全身の体質を変えていくこともできる素晴らしい治療法ですね(^^♪
ツボの探し方
お灸はツボが大事!
しっかりとツボをとらえることができれば、それだけ体への刺激が入りやすくなります。
お灸の効果も感じやすくなります!
ということでツボを簡単にみつけるコツを解説します。
体のへこみを探す
ツボは血行が悪くなってできた悪スポットです!
血行が悪く、筋肉に酸素も栄養も十分に届けられません…
そのため筋肉の弾力がなくなり少しへこむ部分ができます。
まさにそれがツボっ!!
強く押すとわからないので、
優しく押すことが大事!
肌をさするように触りましょうね。
へこみで指がスッと止まるところがツボですね(^^♪
押すと痛いところを探す
へこみを見つけたらそこを軽く押してみましょう。
体にはツボ以外にもへこみが存在します。
軽く押してみて
「ズーンとした痛み」や「他とは違う感じの痛み」
そんな痛みを感じることがポイントです!
むくみ、肌のくすみを探す
ツボのあるところは血行不良のため、健康な肌よりくすみます。
また、むくみも出たりします。
少しわかり辛いかもしれませんが、周りの皮膚より薄暗くくすんでいたり、むくんでブヨブヨしている部分を探してみましょう!
手術跡や傷跡もお灸スポット
手術跡や傷跡は体にありませんか?
そういった傷跡は本来の皮膚や筋肉の組織とは違う『結合組織』という伸び縮みしないものになってしまうのです。
こうなると気の流れや血流がとても滞ってしまい、傷あとが原因で体の不調が出てきます。
他にも足のタコや手のペンダコなどもお灸スポットです(*^^)v
最後に!
ツボは体格や体型によって個人差があります。
ネットや本なども一緒に参考にし、自分のツボを探してみましょう!
こんなお灸もあるんです!
それではお灸をいくつかご紹介していきましょう。
今回は当院もお世話になっている『せんねん灸株式会社』さんのお灸からチョイスしていきます!
台座灸
台座灸はその名の通り
モグサが直接皮膚に当たらないように、台座をつけたタイプのお灸です。
お灸の中では低温で、やけどの心配も少なく初心者の方も安心して使用できます。
製品によっては熱さや香りが異なるもの、煙が出ないタイプの物もあります。
好みのお灸を探すのも楽しいです!
棒温灸&温灸器
棒温灸はモグサを棒状に紙で巻いたお灸です!
端から火をつけ、肌に近づけることで広い範囲を温めることができます。
棒温灸は温灸器と呼ばれる道具にセットして使用すると安全に体を温めることができます。
なんだかお寺の鐘みたいですね!
肌との距離をしっかり保って温めることができるので、毛のある部分など台座灸が使えない部分でもOK(*^^)v
一度火を付けたら消すまで消えないので、ゆっくり長時間のお灸が楽しめます♪
温熱タイプ(火を使わないお灸)
こちらは空気と反応して熱を発生焦る、火を使わないるお灸です!
貼るホッカイロみたいな感覚です。
長時間温めていたい場合や、肩やお腹など火を使いにくい場所にオススメ。
服の下につけても目立たないので、お仕事中などもOK(^^♪
熱は2~3時間持続するのでゆっくり気持ち良さを堪能できます!
こちらの商品…
なんとあの有名なダルビッシュ投手も愛用していると最近ニュースになりました!
登板前に必ず使用するらしく、自宅にはかなりの数がストックされているとかw
そのニュースのおかげで、購入が困難になっております…
影響力ハンパない…
お灸の際の注意点!!
ここまで様々なお灸をご紹介してきましたが。
最後にお灸の注意点を説明します!
昔から『お灸を据える』という言葉があるように、未体験の方はお灸は熱いというイメージがあると思います。
そういったイメージのせいか、熱いのを我慢して火傷をしてしまう方も少なくありません。
たしかに、皮膚に直接モグサを乗せて行うお灸もあり、それは熱いです!!
鍼灸師はその火のついたモグサを指でつまむので鍼灸師も熱いです(笑)
しかし、セルフケアで行うお灸でそこまでの熱は必要ありません。
台座灸も棒温灸も温熱タイプのお灸も全部一緒です!
気持ち良い熱さを越えたらお灸を外してください。
皮膚に貼るタイプであれば、ずらして再度貼ってもOKです。
火傷になってしまってはせっかくのお灸が台無しです…
この点だけはしっかり注意して下さい!
もしお灸に関することで気になることがあれば、いつでも当院へご連絡下さい!
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