ファスティングで体はどう変化する?準備期・断食期・回復期の流れを実体験から解説

セルフケア・生活改善

「ファスティングに興味はあるけれど、本当に安全なの?」
「空腹や体調不良は大丈夫?」
「実際に体はどう変化するの?」

最近は健康や美容への関心から、ファスティング(断食)を取り入れる方も増えてきました。

ただ一方で、「痩せるために食事を抜くもの」というイメージを持っている方も多いと思います。

実際には、ファスティングは単純な食事制限ではありません。

食事を一時的に調整することで、胃腸への負担や生活習慣を見直し、自分の体の状態を整理していく側面もあります。

今回は、実際に1週間かけて行ったファスティング体験をもとに、準備期・断食期・回復期で体がどう変化したのかを、体重の推移や体調の変化とあわせて解説していきます。

ファスティング(断食)とは?

みなさんは、ファスティングと聞くと何をイメージしますか?

「ダイエット」
「体重を落とす方法」
「一定期間食事を抜くもの」

こうしたイメージを持つ方も多いと思います。

実際、ファスティングは美容や体重管理の目的で取り入れられることも少なくありません。

一方で、もともと断食は宗教的な儀式や精神修行の一環として、古くから世界各地で行われてきた歴史があります。

近年では、食事と健康の関係について研究が進む中で、食事を一時的に見直す方法のひとつとして注目されるようになってきました。

ただし、ここで大切なのは、

「ファスティング=単純に痩せるためのもの」

ではない、ということです。

胃腸を休ませるという考え方

私たちは普段、1日3食に加えて間食や甘い飲み物など、思っている以上に内臓へ負担をかけながら生活しています。

さらに、

・食べ過ぎ
・脂っこい食事
・偏った栄養バランス
・不規則な食生活

などが続くと、胃腸は常に働き続けている状態になります。

もちろん、食べること自体が悪いわけではありません。

ただ、消化や吸収には想像以上にエネルギーを使います。

そのため、一定期間食事量を調整し、消化器への負担を軽くすることで、「食生活を見直すきっかけ」としてファスティングを取り入える考え方もあります。

「クレンズ」や「デトックス」はどう考える?

ファスティングでは、

「体内をリセットする」
「クレンズ」
「デトックス」

といった表現を目にすることがあります。

ただし、これらは医学的に明確な定義がある言葉ではありません。

そのため、「毒素が排出される」と断定的に考えるのではなく、

「食生活や胃腸環境を見直す期間」

として捉える方が、現実的かもしれません。

実際にファスティングをすると、ある程度の個人差はありますが、

・食事量が変わる
・満腹感の感覚が変わる
・胃腸の軽さを感じる
・食習慣を振り返るきっかけになる

といった変化を感じる方もいます。

ファスティングでよく言われる「酵素」とは?

ファスティングでは、「酵素」という言葉もよく出てきます。

酵素とは、消化や代謝など、体のさまざまな働きに関わる物質です。

例えば、食べ物を分解したり、栄養を吸収したり、体を動かしたりする場面でも関わっています。

ファスティングでは、

「消化に使う負担を減らすことで、体の調整にエネルギーを回しやすくする」

という考え方が語られることがあります。

今回行ったファスティングの流れ

今回行ったのは、1週間かけて進める3日間ファスティングです。

流れとしては、

・準備期2日間
・断食期3日間
・回復期2日間

という構成で行いました。

準備期と回復期には消化負担を抑えた食事を取り入れ、断食期は固形物を控えながら過ごしています。

また、断食期も完全に水だけで過ごすのではなく、水分や栄養補給を行いながら進めました。

実際の体重・体脂肪の変化

まずは、1週間を通した数値変化です。

開始時の体重は76.8kg。
体脂肪率は23.6%。

最終日の夜には72.7kgとなり、約4kgの変化がありました。

一方で、体脂肪率は22.8%と、0.8%の減少に止まりました。

また、ファスティング終了から約1週間後には、

【体重:74.4kg】
【体脂肪率:20.7%】

という状態になりました。

体重はある程度戻っていますが、体脂肪率には続けて減少傾向が見られています。
体重とは違い、脂肪は劇的に落ちるというより少しずつ変化していくようです。

ただし、短期間のファスティングで減少する体重には、水分や腸内内容物の影響も大きく含まれます。

そのため、短期間で脂肪だけが大きく減るというわけではありません。

ここは誤解しないことが大切だと感じました。

下記のグラフが今回の計測結果です。

準備期で感じた変化

最初の2日間は準備期です。

通常食を減らしながら、食事量や内容を調整していきました。

この段階では強い空腹感はほとんどありませんでしたが、「なんとなく甘いものが欲しくなる」という感覚はありました。

普段どれだけ無意識に間食しているのかを実感したタイミングでもあります。

また、食事量が減ったことで、初日から体重には変化が見られました。

断食期で感じた変化

3日間の断食期では、固形物を控えながら過ごしました。

正直、最初はかなり空腹が辛いと思っていました。

ただ実際に感じたのは、「空腹で辛い」というより、“何かを噛みたい”という感覚でした。

食べ物を口にしたい感覚はありましたが、水分や栄養補給をしていたこともあり、強烈な空腹感というほどではありませんでした。

一方で、集中力の低下のような感覚は多少ありました。

普段より頭が回りにくい感覚があり、「食事が脳の働きにも影響している」というのは実感として感じました。

また、断食後半になるにつれて、「意外と少ない量でも大丈夫かもしれない」という感覚が出てきたのも印象的でした。

回復期で感じた変化

断食後は、いきなり通常食へ戻さず、胃腸へ負担をかけにくい食事から戻していきます。

ここで特に驚いたのが、食べる量の変化です。

以前なら物足りなく感じていた量でも、かなり満腹感が出やすくなっていました。

食事量の感覚が変化していたのです。

一方で、回復期には軽い頭痛やだるさも感じました。

原因を断定することはできませんが、食事内容や栄養バランスの変化によって、体が調整を行っていた可能性はあるかもしれません。

ファスティングで感じたこと

今回のファスティングで特に感じたのは、「普段どれだけ無意識に食べているか」ということでした。

空腹だから食べるというよりも、習慣やストレス、口寂しさ、時間などによって無意識に食べている場面が多かったように感じます。

また、食事量が減ったことで、胃腸の負担感や満腹感の感覚、体の軽さなどへの気づきもありました。

もちろん、これは個人差があります。

誰にでも同じ変化が起きるわけではありません。

ファスティングで注意したいこと

ファスティングは、やり方によっては体へ大きな負担になることもあります。

特に、

・急に食事を止める
・水分不足
・無理な長期間断食

などは、体へ負担がかかる可能性があります。

また、持病がある方や服薬中の方、妊娠中・授乳中の方、成長期のお子さんなどは、自己判断で行わない方がよい場合もあります。

頭痛や強い倦怠感、めまいなどが出る場合は、無理を続けず中止も検討する必要があります。

「食べない健康法」として極端に考えるのではなく、「体調を見ながら無理なく行うもの」として考えることが大切です。

ファスティングは「痩せるためだけ」に考えない

ファスティングというと、どうしても「ダイエット」のイメージが強くなりがちです。

もちろん体重変化は起こります。

ただ実際にやってみると、それ以上に、食習慣や満腹感、胃腸の負担、空腹との向き合い方など、自分の体の状態を見直す時間になった感覚がありました。

短期間の体重変化だけを追うのではなく、「体が今どういう状態なのか」を整理する視点が重要なのかもしれません。

まとめ

ファスティングでは、準備期・断食期・回復期それぞれで体の反応が変化していきます。

今回の体験では、体重変化だけでなく、

・食事量の感覚
・空腹感
・体の軽さ
・集中力の変化

など、さまざまな気づきがありました。

ただし、ファスティングは誰にでも同じ結果が出るものではありません。

体調や生活習慣によって反応も変わります。

体の状態は、一部分だけでは判断しにくく、複数の要素が重なって不調として現れていることも少なくありません。

当院では、食事や生活習慣も含め、体全体の状態を整理する視点を大切にしています。

体の捉え方や施術の考え方については、
▶ 初めての方へ
のページも参考資料としてご覧ください。

監修者名
ほっと鍼灸接骨院 管理柔道整復師
鈴木 拓郎

生年月日:1987年5月25日 
出身地:千葉県千葉市
学歴:帝京平成大学ヒューマンケア学部卒
   帝京平成大学大学院 柔道整復学専攻 修士課程修了
資格:柔道整復師
   スポーツ整体ボディケアセラピスト
   中学・高校教諭一種免許状(保健・体育)

大学院で骨盤、骨盤の調整に関する研究をしていました。
その研究成果である骨盤調整を自院での施術に活かしております。

骨盤から起こる体の不調が得意ですが、プロスポーツ選手などの施術経験もあり、幅広い分野で体の不調に対応できます。

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