足首を捻挫癖にさせないために!! ~捻挫後のサポーターの重要性~

捻挫サポーター スポーツ障害、ケガ

みなさんこんにちは。

ほっと鍼灸接骨院の鈴木です。


ところで、みなさんは捻挫をしたことはありますか?

学生時代に運動部だった多くの方は体のどこかしらを捻挫した経験があると思います。

捻挫をしていまうと癖になってしまうからサポーターをしなさい!

って学校の先生とかお医者さんに言われたことありませんか?

こんなやつとか↓

足首サポーター
Amazon公式販売サイト

でもサポーターをしても邪魔くさいだけで無くても変わらないんじゃないか!?

実は学生時代に私もそう思っていました。

しかしとんでもない!!

サポーターは体の機能を回復させるためにとても重要な役割を果たしてくれる道具なのです。

今回の記事では、捻挫後のサポーターがいかに重要かをご説明していきます。

捻挫の後遺症

捻挫の中でも特に受傷率が高く重症化しやすい部分が足首です。

足首の捻挫は捻った際に体の体重がかかってしまう分、靭帯や筋肉がより強く引き伸ばされ痛めてしまいます。

この引き伸ばされたことで後遺症(捻挫癖)になってしまうのです。


過去の記事で捻挫をした時にどこを痛めるのかなどを解説しているので気になった方はご覧ください!

では何故筋肉や靭帯が引き伸ばされたことで捻挫癖になってしまうのでしょうか?

治療したら戻るんじゃないの?

そう思いますよね!

しかし筋肉と靭帯では性質に大きな違いがあるのです(; ・`д・´)

筋肉と靭帯の違い

筋肉と靭帯ではいったい何が違うのか。

それは元の状態に再生する能力が有るか無いかです。


まず筋肉です。

筋肉の性質はゴムの様に伸び縮みするつくりになっています。

これは体を動かしたり、熱をつくりだしたり、血液を送るポンプの役割を担ったりと様々な仕事をこなすために柔軟性が必要になるからです。

筋肉には血管も豊富にあり酸素や栄養を多く運びこめるため、傷の再生もとても優れています。


次に靭帯です。

靭帯は筋肉とは真逆の性質で、ほとんど伸び縮みはしません。

なので関節を強く捻ってしまった場合、関節を支えている靭帯は伸ばされて切れてしまうのです。

靭帯は筋肉と違い再生能力がほぼありません。

では切れてしまった靭帯はどうなってしまうのでしょうか?

靭帯が切れるとどうなる?

先程もお話ししたように、痛めた筋肉は回復しリハビリを行えばもとの状態に戻りますが、靭帯は筋肉のような再生はほとんどされません。

靭帯の役割は、関節が曲がりすぎたりズレてしまわないように固定する役割です。

靭帯が損傷して緩みが出ると関節を固定する力が弱まり関節がグラグラ(関節動揺)してしまいます。


では、いったい靭帯の損傷とはどういうことなのでしょうか?

まず靭帯損傷の分類を見て下さい!

大きく分けると3つに分けられます。


軽度な捻挫で靭帯が少し伸びた状態。

このくらいの状態では日常で特に影響を感じることは少ないでしょう。

痛みも数日で治まります。

関節の緩みもあまり感じません。


部分的に断裂している状態。

ここまで損傷が酷くなると歩いたりするにも強い痛みが伴うでしょう。

また、靭帯の切れた部分が瘢痕(はんこん)と呼ばれる別の組織によって補填されます。

切れた部分が離れた状態で補填されますので、靭帯は伸びたままになってしまい関節が緩くなります。

こうなると運動などをした際に関節がグラグラして不安定に感じるでしょう。

これがいわゆる捻挫癖です!


最後は完全に断裂した状態。

靭帯が完全に断裂してしまうとかなり強い痛みがでて、立つことも困難になります。

靭帯を元に戻すには基本的に手術で靭帯をつなげるしかありません。

靭帯が切れてしまっているので、関節のグラグラは最高潮!

部位によっては手術をせず切れたままでも日常生活がおくれるくらい動けることもありますが、かなり支障はでてきます。

では、もし捻挫をして靭帯が緩んでし合ったらどうすればよいのでしょうか?

捻挫癖はどうすればいいの?

ここからは捻挫をした後に関するお話をしていきましょう。

本題であるサポーターのお話もしていきます。

みなさんも捻挫がある程度回復したら何をするかわかりますよね?


そう!

リハビリです!


筋肉は靭帯のサポート係も兼ねています。

靭帯がダメになってしまった今、筋肉を鍛えて靭帯の代わりをさせましょう!!

何度も言っていますが靭帯は元の状態に戻りません。

できるだけ捻挫癖を改善させるにはしっかりリハビリを行い、筋肉が靭帯のように関節を固定してくれるよう鍛えましょう。

サポーターってそんなに重要?

ここからは本題のサポーターについてです。

サポーターは装着した方が良いのか?しなくても良いのか?

結論から言うと、関節動揺がある場合は装着した方が賢明です。


リハビリもせずに捻挫直後からすぐスポーツへの復帰をする方はあまりいないと思いますが、痛みがないからといって捻挫癖を残したまま復帰すれば、当たり前のように再び捻挫をしてしまいます。

サポーターはそのような靭帯や筋肉の代わりをある程度努めてくれるので、リハビリを終えるまでは装着をおすすめします。


テーピングも捻挫には効果的です!(^^)!

テーピングは関節の固定だけではなく、テープによるマッサージ効果や、衝撃の負担を緩和させる効果もあるので関節動揺が酷い場合はテーピングをした上にサポーターをしてもOK!

ただ皮膚が弱い方はかぶれてしまったり、正しくテーピングを巻かないと新たなケガのリスクも高まってしまうので注意も必要です。

サポーターは足首のセンサーを復活させる!?

サポーターには関節を固定する役割以外にも重要な効果があります。

まずは体の重要な機能をご紹介!


関節の周りにはバランスや体重のかかり具合を感じ取るセンサーがいくつもあります。

センサーが反応することで、反射的に筋肉に力を入れ転倒などを防止します。

捻挫をするとそのセンサーが破損し、バランスを保つ筋肉に力が入らなくなってしまいます。

これではいくらリハビリして筋肉が回復しても100%の力を発揮できませんよね…


センサーは時間とともに少しづつ回復するとは言われていますが、サポーターを付ける事によってそのセンサーに刺激が入り、センサーの回復促進につながります。

捻挫をした際は医療機関から完治と言ってもらえるまで、予防だけではなく早期回復させるという意味でもサポータを装着することが重要です。


これはスポーツをしているしていないに関係ありません。

関節の緩みは私生活にも影響がでますし、他の部位に負担がかかり余計なケガや痛みに繋がることもあります。

捻挫を甘くみず、しっかりと治療に励みましょう!!!


RICE処置シリーズの記事

捻挫をした時にするべき応急処置① ~RICE処置のRest~

捻挫をした時にするべき応急処置② ~RICE処置のIce編~

捻挫をした時にするべき応急処置③ ~RICE処置のCompression編~

捻挫をした時にするべき応急処置④ ~RICE処置のElevation編~


当院が気になった方は是非ホームページにも足を運んでください。

スタッフ紹介や治療メニューの紹介もございます!

【ホームページへ進む】


*みなさまへのお願い

記事を読んでくださってありがとうございます。

ご協力いただけるようでしたら、ぜひfacebookやTwitterにシェアを宜しくお願いします!

 

現在、ブログランキングにほっと鍼灸接骨院も参加しています!

多くの方にお悩みを解決する手助けになるよう記事を読んでいただきたいのです。

皆様のお力をお貸しくださいm(_ _)m

お手数ではございますが下の画像をワンクリック!宜しくお願いたします。

健康と医療ランキング

タイトルとURLをコピーしました