花粉症の仕組み解説します! 花粉症を緩和させる方法とは?

花粉症 健康情報

みなさんこんにちは。

ほっと鍼灸接骨院の鈴木です。


2019年一発目のブログとなります。

今年もちょこちょこ更新していくので宜しくお願い致します!


ここでいきなり質問です!

あなたは花粉症ですか?


おそらく花粉症でお悩みの方がこの記事にたどり着いているのではないかと思いますが。

今や4人に1人が花粉症に苦しんでいます。

みなさんは花粉症が出たらどのように対応していますか?


我慢?

くすり?

今回は花粉症に対して鍼灸治療が有効だということをご説明していきたいと思います。


花粉症って何?

まず始めに、みなさんは花粉症がどのような状態かご理解されていますか?

ただ花粉が体内に入って悪さをしてる!

なんて言わないでくださいね…


花粉症は免疫反応の異常、いわゆるアレルギー症状です。

花粉によって起こるアレルギー性の病気とされています。


花粉が原因となって多くの方に特長的な症状が出たので「花粉症」と名前が付けられました。

正式名称は、花粉症ではなく季節性アレルギー性鼻炎といいます。


*ちょっと雑学*

もともとイギリスで花粉症の記事が記載された際は、牧草の枯草に触ったせいで発症したと思われたことから「枯草熱」と名付けられたそうです。アメリカでは未だに「枯草熱」と呼ばれることもあるようです!


話を戻しますが。

ほこりでアレルギーが出ても「ほこり症」とは言わないですね…

そばアレルギーや小麦アレルギーでも「そば症」、「小麦症」とは言わないですね…


花粉だけ特別扱いされてますね(笑)

花粉症には発症するまでの過程があります。

簡単にご説明しちゃいますね!

興味がない方は飛ばしちゃってください…


花粉症って体内で何がおきている?

花粉症は、花粉が粘膜についたからってすぐに鼻水が洪水になるわけではありません。

長い説明だと疲れてしまうので、簡単かつ明瞭にご説明します!


1.花粉(アレルゲン)が襲来

まず、アレルギー症状の原因となる物質を「アレルゲン」と呼びます。

体は外から異物(アレルゲン)が侵入すると、その物質が体にとって敵なのか味方なのかを考えます。

味方の場合はOK!話は終わりです。

今回は敵と認識した場合という事で進みます!


2.アレルゲンを敵と認識

アレルゲンを体に害を及ぼす物質と認識した場合、まずは体の兵隊「リンパ球」が抗体を作ります。

抗体とは外敵に対して攻撃を行う武器と考えて下さい。


抗体はその後「肥満細胞」と呼ばれる細胞と結合します。

*肥満細胞はおデブの方に多い?そんなこととは一切関係ありません!!!

これで花粉専用武器を持った兵隊の完成です。

これらの兵隊は鼻や目の粘膜に配属され、待機します。


3.花粉が再び襲来

再び花粉が襲来してきました!

やっと抗体を持った肥満細胞が働きます。

*働きすぎても肥満細胞は痩せません…


既に目や鼻の粘膜に待機していた肥満細胞は花粉に対して攻撃します。

攻撃と言ってもアレルゲンを抗体で捕まえて悪さをしないようにするのです。


これは花粉だけではなく、菌やウイルスなどでも同様です。

菌やウイルスを抗体で捕まえて毒を出さないようにしたり、感染の拡大などを防ぎます。

では、なぜ花粉症になると大量の涙や鼻水が出てくるのか。

 

4.くしゃみの突風と涙&鼻水の洪水で全てを洗い流します

肥満細胞が捕まえたアレルゲンはこれからどうするのか。

実際に抗体はアレルゲンを消滅させる能力はないので、体の外に出さなければなりません。


そこで体は涙や鼻水、くしゃみを使って排出しようとするのです。

肥満細胞は敵を確保した際にヒスタミンという物質を放出します。


ヒスタミンは知覚神経や自律神経に刺激を与えて鼻水や涙、くしゃみなどを誘発します。

このヒスタミンという物質こそが、花粉症の火付け役!


嵐のように激しいくしゃみ!

大洪水の様な涙と鼻水!


これらの症状により、アレルゲンをきれいに洗い流そうとするのです。

ついでに鼻づまりにさせて、花粉のさらなる侵入を防ごうとします。

以上が花粉症のメカニズムです。


花粉症を緩和させるには 

ここまで花粉症のメカニズムについてお話してきましたが、

では、実際に花粉症を治すことはできるのか?


答えを言ってしまうと、花粉症を完治させるのは難しいでしょう。


花粉症は体の免疫反応です。

一度敵と認識してしまうと、それを書き換えるのは困難です。

最近は薬でどうにかしているという方が増えてきていますが、

眠くなったり、喉が渇いたりと様々な副作用がでるものも多いです。


できれば薬に頼らないでどうにかしたいですよね?

アレルギーは体質の改善で症状を緩和させることはできると言われています。

症状が辛い時のセルフケアや体質改善の方法をご紹介していきます。


辛いときは洗う、冷やす

花粉症の辛さは人それぞれです。

どうしても辛くて、一時しのぎでもいいからどうにかしたいって時にどうしたらよいかご紹介します。


目のかゆみを抑えるには目を洗ったり冷やしたりしましょう!

目の粘膜に花粉などが付着していると炎症が治まらないので余計な花粉を洗い流してしまいましょう!


ただ、ここで気を付けていただきたい事があります。

水道水などで目を洗うのはNG!!!


目は涙でコーティングされて守られています。

涙の成分と異なる水で目を洗ってしまうと、

花粉と一緒に涙のコーティングまで洗い流してしまうのです。


そうなると目が傷つく原因にもなりますので、必ず市販の目の洗浄液をご使用ください。

目の洗浄以外にも、目を冷やすことはかゆみを抑えるのに効果的です。


目のかゆみは粘膜が炎症を起こしていることが原因です。

かゆいからと目をこすったりすると炎症が悪化しかゆみが酷くなります。


タオルを冷たい水で濡らしたり、冷蔵庫で冷やしたりした物を目の上に置いてみましょう。

ヒンヤリして気持ちが良いはずです(^◇^)

その場の辛さを和らげる対症療法ではありますが、辛いときはお試しください!


腸活が大事!

人間の免疫機能は半分以上が腸に集中していることがわかっています。

ということは、腸の活動を活性化させ、

腸内環境を整えることで免疫機能にも良い影響がでるということですね!


そのためには腸の中に住む「善玉菌」、いわゆる乳酸菌やビフィズス菌を増やしていく必要があります。

ヨーグルトや乳酸菌飲料はもちろん、

キムチなどの発酵食品も善玉菌を増やすのにはおすすめです!


ただ、これはあくまで長期的にみた体質改善が目的です。

体質はそんなすぐに改善するものではありませ。


ましてや乳酸菌を取ったからといって花粉症の症状がすぐに軽減させる即効性もありません。

そこはご理解したうえで実践をお願いします!


万が一効果が実感できなくても当ブログへのクレームはお受けできません( ̄д ̄)

ちなみに、私も以前ヤクルトを11月くらいから飲み続けていたら翌年の花粉症が例年より軽く感じました!

個人差はあると思いますが、皆さんもやってみてはいかがでしょうか?


花粉症でやってはいけない5つの行動

ここからは花粉症を悪化させる恐れがある6つの行動をご紹介します。


1.アルコールの飲みすぎ

さきほどは腸内環境のお話しをしましたが、食べ物だけではなくアルコールも要注意です!

アルコールはその性質上、体の血管を拡張させて血流量を増やしてしまいます。

血液の流れが増えるな良い事かと思われがちですが、目のかゆみや鼻づまりは患部の炎症が伴うことで起こります。

血流量が増えると炎症が悪化し、目かゆみや鼻づまりが酷くなってしまうのです。


2.喫煙、タバコの煙に要注意

タバコの煙は体にとってとても刺激が強いものになります。

目の粘膜や鼻の粘膜が刺激され、かゆみや鼻詰まりを悪化させます。

タバコを吸わない方も煙には要注意!

喫煙者の煙を吸ったり、目に入ってしまうと症状の悪化につながります。


3.ストレスが溜まると症状が悪化する

ストレスが溜まると自律神経が乱れます。

花粉症が出ると鼻詰まりなどのせいで寝付きが悪くなるので、さらに余計なストレスもかかってきます。


自律神経は体の機能を調節する神経なので、乱れてしまうと免疫機能にも大きな影響がでます。

少しのアレルゲンでも過剰に反応してしまったりと、症状の悪化を引き起こす原因となるのです。


現代はストレス社会ですので、ストレスフリーの夢の様な生活はなかなか無いと思います…

睡眠の質が高まるような環境づくりをしてみるのもよいでしょう!

日常的にストレス発散ができる何かを見つけておくと更にいいですね!


ちなみに私は韓国ドラマを見ています。

次どうなるかってわかりきっているのに、邪魔者が出たり、恋のすれ違いなどでモヤモヤしストレスが…(笑)

自律神経について、過去に記事を書いていますので興味のある方はどうぞ!


4.適度な運動も大事

普段からランニングやウォーキングをしている方も花粉症の季節は外出自体を敬遠しがちになることも…

運動不足は体の血流、ホルモンバランス、内臓機能に大きく影響します。

となると当然アレルギー症状にも影響がでますよね!


普段から運動している方が運動不足になると、ガクッと体が悪くなることがあります。

自宅や室内での運動に切り替えるなど、少しでも生活に運動が行えるよう工夫をしてみて下さい!


5.帰宅後は着替えて!

最後はこれです。

外から帰ってきたらまずすべき事!

それは体の花粉を払い落してから部屋に入ること!


外に出ていた体には花粉がべっとり…

全てを落とすことはできませんので、とりあえず少しでも室内へ持ち込まないようにしましょう。

部屋に入ったらウロウロする前に部屋着に着替えましょう。


これでも花粉は室内へ侵入してしまうので、掃除をしたり空気清浄機に頑張ってもらいましょう!

他にも花粉症対策はいろいろありますが、とりあえず上記の5つのことに気を付けてみて下さい。


薬に頼りたくない方は必見! 鍼灸治療で症状緩和

ここまでは花粉症の症状を抑えるためのお話をしてきました。

しかし、体質改善などはどうしても長期的に行う必要ありますよね…


今! 花粉症をどうにかしたい!

でも薬に頼りたくない。

そんなあなたには鍼治療をオススメします!


当院で行っている花粉症に対しての鍼施術は、主にツボを使ってアレルギー反応を抑えます。


効果を持続させるため、耳ツボに円皮鍼と呼ばれる貼る鍼を付けたままお帰り頂きます。

この耳ツボがなかなかの優れものなのです!


施術を行った患者様から、耳ツボの鍼をとった途端に鼻水が… くしゃみが…

なんて声が多く出てきております(笑)


私も花粉症が酷いので、毎シーズン耳ツボに鍼を貼っているのですが。

去年でしたね、耳ツボに貼った鍼のシールが少しとれかけていたようで、出先で妻にはがされてしまい…

そこから鼻水がグシュグシュ…


貼り替えの鍼もなく、悲惨なことになりました(笑)

と、いうくらい効果がでる方もいます!

信じるか信じないかはあなた次第です( ̄д ̄)


冗談はさておき、基本的に鍼灸治療には副作用がございません。

薬はどうしても副作用がでてしまうのが難点です。

様々な事情で薬が服用できない方は、鍼灸治療に頼ってみてはいかがでしょうか?



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この記事の監修者
ほっと鍼灸接骨院 院長
鈴木美保

千葉市若葉区にあるほっと鍼灸接骨院、院長(鍼灸師)の鈴木 美保です。
記事の作成は管理柔道整復師の鈴木拓郎も行っております。
皆様の健康と美容に対するお悩みを少しでも解消できるよう情報を発信していきます。

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